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2021/3/4

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今回は「自分の居場所」についてです。

 

わたしたちには「ここがあれば大丈夫!」と思え安心できる場、環境が必要ですね。家庭、職場、学校などどこにいても、自分が認められ、なにかやりがいを感じられる(好きなことができる)場があることは、ココロの安定につながります。

 

ですが、昨今コロナの影響もあり、楽しみだった交流の場がなくなったり、行かれなくなった所が増えたりして、自分の居場所を失ったと感じる人が増えているかもしれません。

 

自分の居場所を失ったと感じる期間が長くなると、気分の落ち込みや孤独感がでてきます。 ときには、自分は必要ない者だと思う気持ち、どこかへ消えてしまいたいような気持になることもあります。

 

そんな気持ちを打ち消せるのは、家族や友だちとお互いを大切にする気持ち、周りに必要とされている、自分はここにいていいんだ、と思える気持ちです。

 

一日中ひとりで子育てを頑張っているママにとっては、家族以外の大人と話ができる場も必要で、社会とつながっていると思える気持ちは、孤独感を和らげてくれます。 なので、地域の子育てサロン、児童館や公園など、ママたち同士で話せる、悩みを共有できる場へ行くことも大切ですね。(今は、オンラインでつながる方法も!)

 

子どもにとっては、まず傍らに自分を見守ってくれる人がいて安心して過ごせる場所が不可欠です! おうちの中、学校が、成長過程の「ありのままのワガコ、生徒」を認めてくれる場で「〇〇がいてくれるだけでうれしい」と伝えてくれる環境であってほしいと思います。

 

童謡「ぞうさん」などを作詞した詩人のまど・みちおさんは「ぼくがここに」という以下のような詩も書いています。(お子さんが小学生(高学年)以上でしたら、この詩を読んだ感想や気づいたことなどを話合ってみるのもいいですね)

 

「ぼくがここに」 まど みちお

ぼくが ここに いるとき

ほかの どんなものも

ぼくに かさなって

ここに いることは できない

 

もしも ゾウが ここに いるならば

そのゾウだけ

マメが いるならば

その一つぶの マメだけ

しか ここに いることは できない

 

ああ このちきゅうの うえでは

こんなに だいじに

まもられているのだ

どんなものが どんなところに

いるときにも

 

その「いること」こそが

なににも まして

すばらしいこと として

 

🐘🐘🐘

 

いつだって「今ここにいることは、それだけですばらしい」と思っていたい……。

無論、そう考えられないつらいときもあると思います。 でもそんな時のためにも「わたしにはここがあるから大丈夫」、と思えホッとできる「自分の居場所」を確保しておきたいですね。  

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