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    病院を受診するときのプレパレーション(準備)/まゆこvol.36

    今日は、病院受診の際の「プレパレーション(準備)」についてお話ししたいと思います。

    小さなお子さんが病院、クリニックを受診するとき、とても怖がることがありますよね。

    お子さんの不安をできるだけ和らげてあげるために行うのが「プレパレーション」です。

    小さなお子さんが医療機関を受診する際に不安な気持ち、怖い気持ちになるのは、医療機関でどんなことをするのか、されるのかわからないから、というのが最も大きいです。

    いつも行かない場所で、知らない人たちに囲まれて、何をされるかわからない・・・

    これは不安になりますよね。

    なので、医療機関を受診する前に、できるだけお子さんに予想される状況を説明してあげるようにしましょう。

    「今日は、病院のお医者さんとお話しをしに行くよ」

    「お風邪ひいてるみたいだから、お医者さんとお話しして、からだを見てもらおうね」

    「先生がおなか見せて、とか、大きなお口開けてと言うと思うよ。そしたら、見せてあげてね」

    という具合です。

    できるだけ具体的に、「こんなお部屋で、白い服を着た先生や看護師さんがみてくれるよ」など説明するといいです。

    お子さんは、頭の中で具体的にイメージできればできるほど、不安な気持ちが減っていきます。

    予防接種など、注射をすることが決まっているときは、それも説明しましょう。

    「今日は、○○ちゃんのからだを強くするために病院に行ってチックンしてもらうよ」

    「チクッとするけれど、5秒数えているうちに終わるからね」

    注射を受ける際に「全然痛くないよ」などと言うのは間違いで、「痛いけど、すぐに終わるよ」などと現実に即して説明することが大切です。

    病院によっては、注射や採血をする前にプレパレーション用の動画を見せてくれるところもありますが、まだまだ少数派と思いますので、ご家庭であらかじめ説明されるといいと思います。

    特に、ケガをして予約外で受診をしなければならないときなどは余計に子どもは不安になっています。(大人も不安だと思います)

    そういうときも、できるだけ慌てずに、

    「今から病院に行くよ。病院ではケガをしたところを見ると思うから、先生によく見えるように見せようね。ママも一緒だからね。」

    「(場合によってレントゲンなどが予想される場合)ケガのところをよく見るためにお写真を撮るかもしれないよ。パシャっととるだけだから、その間じっとしてようね。」

    普段起こらないことが起こると、子どもは大人以上に不安を感じています。

    できるだけ状況を説明して、不安を軽減してあげてくださいね。





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