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執筆者の写真La terre la mère

ふと気づけば、過ぎていた「辛い時期」/まゆこvol.30

私には娘がおりまして、現在6歳です。

最近娘を見て、ふと思うことがあります。

あれ、楽になったな。

もう6歳、今年7歳になる娘は、身の回りの事は一通り自分でできるようになりましたし、何か問題が起こったときも言葉で話して、お互いに納得して解決する、ということが可能になってきました。

そんな娘も、数年前は本当に大変でした・・・。

1歳半から3歳ごろにかけてでしょうか。

一般的にも「魔の二歳児」という言葉がありますが、みんな「イヤイヤ期」を迎えて、難しくなるころです。

そのころ娘は人一倍、暴れん坊で、聞かん坊で、気性が激しくて、苦労しました。

泣き声も大きく、何かいけないことを叱ると、長時間金切り声をあげて抗議するので、そのたびに気持ちがすり減りました。

一番困ったのは、お買い物など、お出かけの時でした。娘はよくスーパーや、ショッピングモールで、あっという間に行方をくらませて、いなくなるのです。

特に大きなショッピングモールでいなくなった時は、なかなか見つからず、エレベーターに落ちていないか、誰かに連れ去られていないか、本当に肝を冷やしました。

そうしてようやくみつかったと思ったら、泣くこともなく、自分の好きな乗り物コーナーで必死になって遊んでいる我が娘でした。

こういうとき、「目を離した親の責任」が問われがちですが、どんなに目を配っていてもいなくなるときはいなくなるんですよね。

それでも、子を持つママは、「我が子を危険な目にさらすなんて、私は母親失格だ」と思ってしまうのです。

今だから冷静に話せますが、当時は本当に悩んでいたし、「私は、この子を無事に大きく育て上げることができないんじゃないだろうか」と本気で思っていました。

しかし、いつの間にか、ふと気づいてみると、そんな一番悩んでいた時期が過ぎていました

こどもは成長します。そして、母である私たちも日々成長しているのですね。

今が辛い、この暗闇から出られそうにない」と思うことがあるかもしれません。

しかし、必ず終わりがやってきます。

子ども自身は、周りのいろいろなことがわかってくるし、母もどのように対処すればいいのかわかってきます。

もちろん娘は今でも、ワガママを言って困らせたりすることもあるし、小さいころとは違う悩みも出てきます。

だけど、いまでは、「あの、一番つらかった時期だって過ぎ去ったんだから、このフェーズを過ぎればまたこの悩みも過去のものになる」と思います。

子育てが続く限り、悩みは耐えません。

その悩みは、成長の段階ごとにどんどん変わっていくでしょうし、変わっていくということは子供が成長している証、それは、ママである私たちの成長でもあるのだなと思います。

「今が辛い」という方も、どうかリラックスして悩みを共有できそうなところを見つけて、不安を打ち明けてくださいね。

我々の活動、ラ・テール ラ・メールも、そのうちの一つに入れていただければ、と思います。


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