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執筆者の写真La terre la mère

ちょっとした外傷の応急処置③~頭をぶつけた~/まゆこvol.27

日々遭遇するこどもの「ちょっとしたケガ」。

病院に行くほどではないのだけど、家でどのように処置するのがいい?

もしくは、病院に行くまでの応急処置は?

ということを何回かに分けてご説明しています。

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今回は頭をぶつけた場合についてご説明します。

医学的には「頭部外傷」と言います。

こどもが頭をぶつけた!というのはとても心配になりますね。

今回ここに書く、「自宅での処置」と言うのは軽症の場合です。

頭部外傷は、重症になると必ず病院での処置が必要となるので、以下に該当する場合は必ずすぐに病院を受診してください

・頭を打ったあとの様子がおかしい、意識がはっきりしない。

・けいれんする

・顔色が悪い、機嫌が悪い

・打った部分が骨折している

・手足など体の動きがおかしい

・頭や首の痛みが続く

・嘔吐する

・高エネルギー外傷である(本人の身長より高いところから落ちた、走っている車や自転車にぶつかったなど)

・そのほか、いつもと様子が違う

上記に該当せず、普通の、転んで頭をぶつけた、壁にぶつかった、と言う場合、本人が泣いているけど普段と変わらない様子であれば、自宅で様子を見ることができます。

頭を打った個所を確認して、たんこぶのようになっていたら、保冷剤などで冷やしてあげましょう(クーリング)。

冷やした方が、たんこぶがそれ以上大きくなるのを妨げることができますし、痛みも和らぎます。

そのときに、保冷剤を直にあてると冷たすぎる場合は、分厚くないハンカチやガーゼでくるんであてましょう。

タオルなどでくるんでしまうと、クーリング効果があまり得られませんので、分厚過ぎないものを選びましょう。

ただし、冷たくなり過ぎないように注意してあげてください。

お米1合分くらいを、ビニール袋に入れて、それを冷凍庫に入れておくと、クーリングに使えます。保冷材のように冷たすぎないので、使いやすいかもしれません。(しっかり冷やしたいときは保冷材のほうが使いやすいです)。

激しくぶつかった場合でなければこれでほとんどの場合大丈夫です。

しかし頭を打った後、しばらくは様子を見てあげて、おかしな症状が出てこないか注意してあげましょう



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