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    ちょっとした外傷の応急処置①~擦り傷~/まゆこvol.25

    こどもと生活していると、毎日のようにいろんな「ちょっとしたケガ」に遭遇しますよね。

    家の中で遊んでいて家具に頭をぶつけたー!とか、

    お外で元気よく走って、転んで手足を擦りむいたー!とか、

    こども同士ぶつかって唇が切れたー!とか、

    爪を触っていたら、一部剥がれて血が出たー!とか、

    熱いお茶が入ったティーポットに触ってしまってヤケドしたー!とか・・・

    挙げだすとキリがないですね。

    病院に行くほどではないのだけど、家でどのように処置するのがいい?

    もしくは、病院に行くまでの応急処置は?

    ということをご説明したいと思います。

    今日は「手足などを擦りむいた」場合についてお話ししますね。

    擦りむき傷のことを、医学的には「擦過傷」と言います。

    活発に活動するお子さんにはつきものですね。

    手足の服から出ている部分に受傷することが多いです。

    多くの軽い擦過傷の場合、特別な処置は必要ありません。

    泣いている子供を安心させて、落ち着かせて、その傷を水道水で洗いましょう。

    しっかりと、ついた汚れを洗い流してあげることが最も大事です。

    子供が痛がらない程度に、石鹸の泡で洗ってあげるのも有効です。

    (もし痛がるようでしたら、水道水でしっかり流すだけでも大丈夫です)

    我々が子供のころは、水で洗わずに消毒液を塗布することがおおかったですが、現在では行いません。

    というのも、ご存知の方も多いと思いますが、消毒液を使うことで、正常な皮膚組織や、免疫担当細胞まで損傷してしまうからです。

    なので、しっかり洗って汚れを流す、ということに尽きます。

    そのあとは、湿潤環境を保てる被覆材(キズパワーパッドなど)を貼付するといいですが、小さい傷の場合だと、特に何もせずにそのまま開放していても問題はありません。

    我が家でも、よほど傷でない限り、上記のような被覆材は使用せずに、開放しています。

    ただし、普段、服にあたる部分などの場合は、傷が服で擦れたり、服が汚れることを考えて、普通の昔ながらのバンドエードを使うこともあります。

    そして、おうおうにして、こどもはバンドエードを貼りたがりますよね。

    傷が大きい、広範囲の場合や、汚れがひどい場合(洗ってもとれない泥やガラス片などが含まれる場合)は、お近くの外科・形成外科(もしくは皮膚科)に行って処置を受けてください。




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