子育て中のママさんたちにとって、“こどものくせ”は悩み事のひとつですよね。
指しゃぶり、爪噛み、鼻を触る・・・ママから見ると、とっても気になるし、やめてほしい!って思います。
ところが、これらの“くせ”をやめさせるのは、なかなか簡単ではないんですよね。
私は二人の子供がいますが、ふたりとも爪噛み癖で悩みました(ひとりは現在進行形で悩んでいます)
「その癖やめてほしい」、と思うときどうしますか。
「それをやらないで」と言いたくなりますよね。
だけど、これはあまり効果的ではありません。
“こどもの癖”は、そのお子さんにとっての精神の安定のためのものであることが多いのです。
こどもって、天真爛漫に見えるけど、実はしょっちゅう不安な気持ちになったり、頭でいろいろ考えたりしているんですね。
そういう時に、“いつもやっていること”をすると、安心する。
そのためにやっていることが多いのです。
それを、無理にやめさせてしまうと、不安を和らげるものを奪われて、泣いて激しく抵抗します。
ですので、できるだけ「やめさせたい」という親の気持ちは見せずに、それとなく誘導するのがいいかもしれません。
たとえば、こどもが“気になる癖”をしだしたとき、「あれ、お外にかわいい形の雲が見えるよ」とか、「ママと手遊び歌しようか」など気をそらせます。
そうすると、いったんやろうとしてたこと(癖)をしないでいてくれることがあります。
そうして、“気になる癖”をこどものルーチンから外してしまうと、忘れたようにしなくなったりします。
もちろん、いつもいつもうまくいくわけではありません。
私自身も、うまくいったりいかなかったり、です。
私自身の経験で、どのように子供の爪噛み癖に対処した(している)かご紹介します。
それは、私自身がすごく気にしすぎることは避けて、見守ったり、できる範囲で気をそらせたりしました。
すると、娘(現在6歳)に関しては、自然と爪を噛まなくなりました。
興味がなくなったようです。
今では、こちらがうかうかすると、爪が伸びすぎの状態になってしまいます。
しかし、息子(2歳)に関しては、現在も爪噛み癖で悩んでいます。
できるだけ気にしないようにしていたら、いつの間にか両手の爪がほとんどなくなるぐらいまで短くなっていました。
「これはなにか介入した方がいいな」
と思い、口に入れても安全な、「爪噛み防止剤」を買ってきて、塗布することにしました。
息子にとってはこの方法は効果ありだったようで、ずいぶん爪噛み癖がよくなりました。
もちろん、これも誰でもうまくいくとは限らないと思います。
親としても気にし過ぎないようにして、それとなく誘導したり、その子どもにあったやりかたを模索したりして長い目で見ていきましょう。
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