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    小児の新型コロナウイルス感染症の後遺症についてわかっていること/まゆこvol.61

    みなさま、夏休み真っ盛りの方もおられると思います。

    日本でもヨーロッパでも大変暑い夏になっていますね。

    スイスでは、7月は熱波でとても暑かったのですが、8月後半に差し掛かり、少し涼しくなってきたように思います。


    夏バテに負けずに元気に過ごしたいですね。


    一方で、日本では連日のように新型コロナウイルス感染症の状況について報道されていて、ご自身や周りで罹患された方もとても多くなっていると思います。

    お子さんの感染もとても増えているようです。

    広く知られている通り、高齢者に比べると小児の新型コロナ感染症は軽症で終わることが多いですが、後遺症についてご心配な方も多いと思います。

    現時点で新型コロナウイルス感染症の小児での後遺症についてはっきりわかっていることは少ないですが、わかる範囲で述べたいと思います。


    小児の後遺症において比較的データが集まっているのが、ご存知の方も多いかと思いますが、「小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)」です。 これは新型コロナウイルス感染症罹患後の2-6 週後に多臓器系にわたる強い炎症を起こす病態のことです。 データが集まっていると言っても、ほとんど海外のデータで、日本では症例報告が現時点でほとんどなく現在研究が進行しているところです。 海外のデータによると、発症年齢の中央値は8歳くらいと、年長児に多く、さらに人種で言うとアフリカ系に多いというけいっかでした(約37%)。 症状は、発熱、胃腸症状、心血管症状、発疹などです。 重症度としては高いものの、MIS-Cになったとしても死亡率はとても低い(2%未満)ことがわかっています。 罹患後2-6週というと、症状が良くなって良かったと一安心しているときかもしれません。

    そういった時に上記のような症状が現れないか十分に気を付けてさい。 そのほかの後遺症ではっきりとわかっているものはありませんが、報告としてあるのは、大人と同様に倦怠感や意欲の低下が数か月単位で続くことがあるようです。 小さなお子さんの場合、倦怠感や意欲の低下をうまく伝えられることが少ないですので、機嫌の悪さや食欲の低下がないかみてあげてください。 ただし、これらの症状は6か月程度で消失したというデータもあります。 わからないことが多く、心配が尽きないと思いますが、後遺症の頻度は高いものではありません。

    心配し過ぎず、でも以上のようなことを念頭に入れておくといいかもしれません。




     
     
     

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