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2020/9/3

友情

 

 

今までのブログ内で、周りの人の手を借りながらの子育てを心がけてみましょう!とお話ししました。が、実際、思うように「人の手を借りること」ができなかったり「人に頼む、SOSを出す」ことを躊躇したりすることも多いですよね。その「ためらってしまう」気持ちはどこから来るのでしょう?

 

昨年の夏、(株)ジュピターテレコムさんが行った「人間関係・地域のコミュニケーションに関する意識調査」(インターネット調査:20歳~59歳の男女、関東・関西在住の1600名)で、たいへん興味深い結果がでています。その結果によると、 7割近くの人が「日本人は頼り下手だと思う」68%、「昔よりも人に頼りにくい世の中になってきていると思う」67.5%、「気軽に頼ることができる世の中になったらいいなと思う」67.6%と回答しています。

 

「人に頼ること」は、約3分の2の人が好きではない(またはあまり好きではない)と答えています。「頼ることが好きではない理由はなぜですか」の質問(複数回答可)に対しては「相手に迷惑をかけそうだから」と回答した人が56.3%、「自分で解決したいから」が51.8%。「恥ずかしいから」16.8%、「頼る人が近くにいないから」15.6%。

 

また、日本在住の外国人(100人)に日本人のイメージを聞いたところ、7割以上の人が「日本人は何事においても遠慮しがちだ」「日本人はもっと人を頼ってもいいと思う」と回答。

 

これらの回答を見ると、私たち日本人は「人の手を借りる、SOSを出す」ということが「苦手」で、「助けが必要なほど大変な時でも自分ひとりで頑張ってしまう」傾向があるといえるのではないでしょうか。

 

私たちが生きていく中では、ワンオペ育児・子育て、あるいは失業、親の介護、いじめ、虐待、DVなど、「本当に助けが必要な時」も出てきます。そんな時に「自分のことだから」「自分でどうにかしないと」「他人に迷惑をかけられない」などと思って無理を続けていると、その我慢している分だけ、自分のしんどさ・つらさは増してきます。 

 

本当に助けが必要なときにSOSを出せない人が多いなら、行政や支援団体なども、どのようにすればヘルプが必要な人たちへフォローが行き届くのか考慮しなければなりませんね。そして、私たち自身も困った時や助けが必要なとき上手く「人に頼れるようになる」といいですね。  🌻  

  次回「人に頼ること」に続きます。 

 

参照サイト:prtimes.jp

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